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ディレクターはお客さまをコントロールすること
お客さまをコントロールすること。
ディレクターにとってこれほど大事なことはありません。
お客さま側にとっても大事なことです。
コントロールできていないと、お客さまは思いつきの発言しかできなくなります。
お客さまは思いつきの発言をしたくてしているのではありません。
お客さま側から見ると、提供側が自分をコントロールしてくれないから、思いつきの発言を『せざるを得ない』からしているんです。
本来は黙って見ておいて、うんうんいいね〜とのほほんとやっておきたいものです。
それがお客さまの立場であり想いです。
困った時は目的に立ち返る
提供側はお客さまがのほほんとしていられるように、常に物事をリードし、コントロールし、かつ取り組みに対する説明責任を果たさなければいけません。
物事が立ち行かなくなったら常に目的に立ち返ることが大事です。
これを『困った時の目的主義』と呼んでいます。
1に目的、2に目的、3にも目的、4にも5にも目的。
足し算ではなく引き算を
お客さまは足し算思考の天才です。
だから提供側は引き算思考の天才にならないとダメです。
引き算思考は常に目的、目的目的目的。
目的を研ぎ澄まし、徹底的に引く。
だからブレれません。
この姿勢を最初から最後まで一貫して見せ続けるのがお客さまへの誠意です。
相手の意見をふんふん聞いて笑って和やかに打ち合わせすることがお客さまへの誠意なんかではありません。
打ち合わせに笑いなんていりませんし、雑談もいりませんし、意思決定しない打ち合わせもいりません。
笑って雑談したければ夜ご飯でも一緒に行ったらいいでしょう。
最初からこの姿勢を貫かないとダメです。
最初でミスると後から挽回するのが非常に困難になります。
なんでも入り口が一番大事です。