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「仕事を減らせる人」になろう
残念ながら世の中には『仕事を増やしてしまう人』と『仕事を減らせる人』の二通りが存在します。
もちろん、全人類から感謝されるのは後者の人です。
だから、絶対に前者の人にはなってはいけません。
どういう時にその差が出るか、具体的に見ていきましょう。
仕事を「増やしてしまう人」と「減らせる人」の違い
例えば、山本さんが岡田さんに『この文章をサイトに付け足しておいて』という依頼をしたとしましょう。
仕事を増やしてしまう人は、言われた通りにその文章をサイトに付け足し『完了しました』と山本さんに報告します。
なんら問題がないように思われます。
しかし、これは大きな問題をはらんでいます。
仮に、山本さんから指示された『この文章』に誤字があった場合どうなりますか?
山本さんは後から誤字があったことに気付くことになります。
すると山本さんは再度岡田さんに指示を出さないといけません。
これで仕事は2往復です。
逆に仕事を減らせる人はどうするでしょう?
「仕事を減らせる人」の仕事の進め方
当たり前のことかもしれませんが、山本さんから『この文章をサイトに付け足しておいて』という依頼があった時点で、自分でさらっと内容に目を通し、誤字脱字がないことを確認します。
そして、作業を実行します。
もし山本さんからの依頼に間違いがあった場合は『この箇所誤字がありましたけど修正して付け足しておきました』と報告します。
これを聞いた瞬間、山本さんは『岡田さんに依頼をしたら自分の仕事が減る』と認識でき、岡田さんは重宝されるようになります。
岡田さんの仕事がそこまで増えたかというと、別に大したことはありません。
逆に、2往復するハメになる可能性を考えたら、自分がサラッと目を通して『自分の頭で考える時間を多少取った方が』結果的に楽になります。
「自分の頭で考える」程簡単なようで難しいこともない
これは、簡単なようで非常に難しい事案であると僕は思っています。
『自分の頭で考える』これ程何度も聞いたフレーズでかつ難しいこともないでしょう。
人の脳は『考える』ことを極限まで嫌います。
だから『考える』を人の代わりにやってあげることが大事です。
自分の頭で考えられる人は仕事を減らすことができる
仕事を増やしてしまう人と仕事を減らせる人の違い、それは『自分の頭で一瞬でも考えることができるか否か』であると僕は考えています。
だから、僕は、仕事において『どうしたらいいですか?』という言葉は絶対に使わないようにしています。
代わりに『それならこうすべきだと僕は思います、なぜなら〜』と言います。
どうしたらいいかどうかは自分で考えることです。
人に聞くことではありません。
▼参考記事
物事がスムーズに進むコミュニケーションには型がある
仕事を減らせる人になりましょう。
その方が、関係者全員にとってメリットがありますから。
仕事を減らすとマズい事案もあると理解しよう
補足ですが、世の中には合理性で勝っていたとしても『仕事を減らすとマズい』ことになる事案もあると理解しておきましょう。
組織の政治関係で『合理的に考えればその仕事は減らすべきだが、特定の人物のために敢えてその仕事を残している、残さざるを得ない状況にある』ということは往々にして存在します。
そういう事案からは、そっと身を引きましょう。