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  4. 仕事を増やす人と減らす人の違い/結論:自分の頭で考える

「仕事を減らせる人」になろう

残念ながら世の中には『仕事を増やしてしまう人』と『仕事を減らせる人』の二通りが存在します。

もちろん、全人類から感謝されるのは後者の人です。

だから、絶対に前者の人にはなってはいけません。

どういう時にその差が出るか、具体的に見ていきましょう。

 

仕事を「増やしてしまう人」と「減らせる人」の違い

例えば、山本さんが岡田さんに『この文章をサイトに付け足しておいて』という依頼をしたとしましょう。

仕事を増やしてしまう人は、言われた通りにその文章をサイトに付け足し『完了しました』と山本さんに報告します。

なんら問題がないように思われます。

しかし、これは大きな問題をはらんでいます。

仮に、山本さんから指示された『この文章』に誤字があった場合どうなりますか?

山本さんは後から誤字があったことに気付くことになります。

すると山本さんは再度岡田さんに指示を出さないといけません。

これで仕事は2往復です。

逆に仕事を減らせる人はどうするでしょう?

 

「仕事を減らせる人」の仕事の進め方

当たり前のことかもしれませんが、山本さんから『この文章をサイトに付け足しておいて』という依頼があった時点で、自分でさらっと内容に目を通し、誤字脱字がないことを確認します。

そして、作業を実行します。

もし山本さんからの依頼に間違いがあった場合は『この箇所誤字がありましたけど修正して付け足しておきました』と報告します。

これを聞いた瞬間、山本さんは『岡田さんに依頼をしたら自分の仕事が減る』と認識でき、岡田さんは重宝されるようになります。

岡田さんの仕事がそこまで増えたかというと、別に大したことはありません。

逆に、2往復するハメになる可能性を考えたら、自分がサラッと目を通して『自分の頭で考える時間を多少取った方が』結果的に楽になります。

 

「自分の頭で考える」程簡単なようで難しいこともない

これは、簡単なようで非常に難しい事案であると僕は思っています。

自分の頭で考える』これ程何度も聞いたフレーズでかつ難しいこともないでしょう。

人の脳は『考える』ことを極限まで嫌います。

だから『考える』を人の代わりにやってあげることが大事です。

 

自分の頭で考えられる人は仕事を減らすことができる

仕事を増やしてしまう人と仕事を減らせる人の違い、それは『自分の頭で一瞬でも考えることができるか否か』であると僕は考えています。

だから、僕は、仕事において『どうしたらいいですか?』という言葉は絶対に使わないようにしています。

代わりに『それならこうすべきだと僕は思います、なぜなら〜』と言います。

どうしたらいいかどうかは自分で考えることです。

人に聞くことではありません。

▼参考記事
物事がスムーズに進むコミュニケーションには型がある

仕事を減らせる人になりましょう。

その方が、関係者全員にとってメリットがありますから。

 

仕事を減らすとマズい事案もあると理解しよう

補足ですが、世の中には合理性で勝っていたとしても『仕事を減らすとマズい』ことになる事案もあると理解しておきましょう。

組織の政治関係で『合理的に考えればその仕事は減らすべきだが、特定の人物のために敢えてその仕事を残している、残さざるを得ない状況にある』ということは往々にして存在します。

そういう事案からは、そっと身を引きましょう。

著者情報

黒田商会株式会社
代表取締役 黒田圭一
Web制作・運用コンサルティングに特化した専門会社。独立後、営業活動0、商談のために自ら取得したアポイント0で、20社以上のサイト制作・運用コンサルティングを半年間で実施。モットーは「皆がやっていない、誰でもできることをおこなう」。 Facebookでフォローする