Webサイト・LP制作ページをご覧いただきありがとうございます。以下の内容について紹介いたします。
Webサイト・LPは必ずしも必要なものではありません。
タイミングによっては、作らない方がいい時もあります。
ありがたいことに、多くのHP制作のご相談をいただいておりますが、話を聞き、目的を明確にしていくと、HPは不要なこともあります。
「私たちの考え方」でも述べた通り、Webサイト・LP制作に着手する前に、考えないといけないことがあります。
理解しないといけないことがあります。
今後、必ず押さえないといけないことは何なのか、今回実施すべき真の目的は何なのか、それを考えた結果、Webサイトが必要なのであれば、制作に向けて進んでいけばOKです。
「とりあえず、HPくらい必要だろう」という発想は持たないようにしましょう。
弊社にご相談いただくお客さまは、かなり勉強熱心な方が多く、これらについては理解されていることが多いですが、もしご自身のパートナーが「とりあえず、HP作ろう」と言っていたら、一旦冷静になるよう促してあげてください。
全ては「目的から考えた時にどうか?」です。
今回、ご相談に至った背景、HPを作ろうと思ったきっかけ、作って何がしたいのか等、ヒアリングさせていただきます。目的が明文化されていなくても問題はありません。目的を明文化できていない方が大半です。その点はご安心ください。
ヒアリングしたあと、「そもそも達成すべき命題はなにか?」を明確にしていきます。この時点で仮にHPが必要なければ、「このようにしたらHPを作らなくてもできますよ」ということをお伝えしています。目的から考えた時、HPやLPを作ることが合理的な手段であれば、③へと進んでいきます。
制約条件、必要条件はなにか?を考えます。ビジネスには必ず制約条件と必要条件が存在します。例えば代表的なもので言うと予算です。予算が100万円と1000万円ではできることが違うのは明白です。また、必要条件として、「既存事業にシナジーのあるやり方である」や「新たなスタッフを必要としないこと」があるかもしれません。要は「目的達成のために経営資源を何に集中するか?」という話です。制約条件を無視し、次のステップに進んでいくことはできませんし、ここを明確にせずアイディア考えることは、砂漠の中でお宝をひたすら探すようなものです。
「戦略」、「戦術」というと難しいかもしれませんが、要は「目的達成のために、作ったあとも含めてどうしていくか?」をある程度明確にしておくということです。③で制約条件と必要条件を出しました。次はそれに沿って何を実施していくか、具体的なアイディアを出していきます。とある企業にとってはそれがリスティング広告かもしれませんし、ブログの毎日更新かもしれません。もしかしたらYouTubeへの動画投稿かもしれません。全ては上記にて考えられた目的、そして戦略によって変わります。
上記の工程が完了し、初めてWebサイトの企画・設計に入っていきます。ここでは、「どのようなコンテンツがあれば、ユーザーにとって最も問題解決に繋がるか?」を最大限重視します。Webとは問題解決です。つまり、Webで勝てるサイトというのは、「どこよりも数多く、質高く、ユーザーの問題を解決しているサイト」と定義できます。この考え方はサイト完成後もずっと付いて回るものです。ですので、最初の設計にミスがあると、後々大変苦労するサイトになってしまいます。例えば、外観がとても美しい家があったとします。もう誰もが惚れ惚れする家ですが、その家には骨組みに大きな欠陥がありました。その家は長持ちしますか?そのような家に住みたいと思いますか?また、その欠陥を今から簡単に直すことはできますか?答えはいずれもNOになることは容易に想像ができます。Webサイトにも全く同じことが言えます。
上記で考えたユーザーの問題解決に繋がるコンテンツ、ユーザーにとって必要な情報をサイト構造に落とし込んでいき、それをひとつのページで表現します。ここまでくると、そのサイトは何ページあるサイトなのか、また、各ページの優先度はどのようになっているのかが明確になります。ユーザーの問題解決に繋がるサイトマップを作ることは閲覧者のためになることはもちろん、完成後の修正や、リニューアル時にも大変役立ちます。それを見れば、どこをどう改善すればいいかが明確になるからです。逆に、サイトマップが完成していない、制作に関わる者同士で共有されていないといった状態では、失敗確率が大きく高まります。仮に完成したとしても、その後ずっと苦労し続けます。サイトマップ未決定の制作は、設計図が未完成のままビルを建て始めることと同じだと思っておいてください。それくらい危険なことです。サイト制作の料金ですが、本来、ここまで完了し、初めて明確になります。逆を言うと、上記工程が何も完了していないのに、「HPは◯◯円です」や「◯円と◯円と◯円のプランがあります」なんてことは言えないのです。「何円だったら適切か」が一言で言えないものであるため、最初から金額が決まっているや、どのようなページが必要か決まっていないままの見積り依頼は本来あり得ないことだとお考えください。
サイトマップで定義したページ、コンテンツをサイト上でどう表現するか、どこに何を配置するかを明確にしていきます。ワイヤーフレームとはデザインの入っていないページのようなものです。ここでも重要なものはユーザー目線です。何がどこにあるかわからないサイト、辿り着きたい情報になかなか辿り着けないサイト、アクセス方法を調べたいのにアクセス情報が出てこずいらっとした経験、皆さんもおありなのではないかと思います。これらの原因は上記⑥サイトマップが明確になっていないこともそうですし、適切なワイヤーフレームが作られていないことも原因です。ユーザーはサイトに訪れたあと、どのような情報を優先的に見ていきたいと考えられるか?からワイヤーフレームを作っていく必要があります。
ワイヤーフレームが決定したら、それに基づきトップページのデザインから制作していきます。この時、各企業のコーポレートカラーやロゴが反映されることになり、使用するフォント等も明確になっていきます。本来、使用するカラーやフォントも、上記工程の②〜⑦が適切に完了していれば、特に悩むこともありません。なぜなら、誰に対して見てもらうサイトなのか、誰のどのような問題を解決するサイトなのか、サイトを見てもらった人にどのような印象を持っていただきたいのか等が既に明確になっているからです。持っていただきたい印象が「親しみやすい」と「格式高い」では使うカラーやフォントも自ずと変わってきます。つまり、ここでも全ては「目的から考えた時にどうか?」です。逆に上記工程が適切に完了していなければ、手段のオンパレードとなります。手段のオンパレードに陥った案件は泥沼化し、制作期間2ヶ月のものが半年、1年とかかってしまうこともざらにあります。これでは誰1人として得をする人はいないでしょう。カラーやフォント、デザインもそれらは手段です。軽視するものではありませんが、手段であることを認識し、常に目的から考えることが重要です。
トップデザインに合わせて下層ページを制作していきます。下層ページと一言で言いましても、その種類は多岐に渡ります。コア固定ページ、固定ページ、ブログ、お客様の声、セミナー情報、お問合せフォーム等々。それぞれに合ったテキスト情報とデザインが必要です。テキスト情報はもちろん弊社でもチェックと校正はおこないますが、主体となって書いていくのはお客さまです。そのためには自社への理解、サービスへの理解、お客さまへの深い理解が必要不可欠です。テキスト情報をまとめるためのフレームワークはお伝えしますので、頭に汗をかきながら進めていきましょう。もちろんこの時も第一はユーザー目線ですので、「このページを見たユーザーは次どのような情報を見たいだろうか?この情報でユーザーの問題は解決しているだろうか?」を考えていく必要があります。
トップページと下層ページのデザインが完了しただけでは、まだ検索エンジン上でサイトを見ることができません。そのデザインをブラウザ(GoogleやSafari等)で見える形にしていく必要があります。コーディングは表からは見えない部分ですが、非常に重要なものとなります。例えば、コーディングの記述によってサイトの表示速度が変わったり、検索エンジンに好まれたり、集客面にも影響を及ぼします。深く理解しようと思うとあまりにも情報量が多くなりすぎてしまうので、こここでは以下のようなことだけ理解しておいていただければと思います。単純にデザインがよければいいという話ではない。他のサイトでやっていることが全て自社サイトでできるわけではない。コーディングによって運用面や集客面にも影響を及ぼす。あとから変更していくのは大変な作業になる可能性がある。Webサイトの制作には欠かせない工程のひとつである。
全てのページをPC、スマホで確認し、動作に問題はないか、ユーザーのストレスになっているものはないか、何かバグ等は生じていないかを確認します。問い合わせフォームからのテスト、サンクスメールの受信確認等も全ておこないます。アクセス解析、Googleアナリティクスやサーチコンソールの設定と確認もおこないます。
Webサイト完成となります。ここまでくると基本誰に見ていただいても問題ない状態となります。お疲れさまでした。
完成したのも束の間、サイト運用へと進んでいきます。目的は「サイトを作ること」ではなかったはずです。「そもそも達成すべき命題はなにか?」を思い出しましょう。思い出したら休憩している暇はありません。まだまだやるべきことは多いです。人によってはGoogleマイビジネスの整備をおこなったり、ブログを更新したり、広告出稿をおこなったり。やるべきことは各企業にとって本当にバラバラです。完成後はサイトの保守も必要になってきます。ここまできた時には保守管理をどうするかは既に決まっていますが、何にしても完成して終わりではないということは強く認識しておきましょう。サイトの微修正があった時、自分でやるのか、作った会社に頼むのか、それとも別の手段を取るのか、その辺りも事前に明確にしておくことはとても重要です。
基本的にはGoogleアナリティクスとサーチコンソールを見ていくことになります。アクセス解析ツールは有料・無料とさまざまありますが、まずはアナリティクスとサーチコンソールでOKです。これを見る習慣もないのに、別の手段を考えることはできませんし、有料のものを使ってその効果はどうか?を自分なりに考えることもできません。ですので、自社サイトのアクセス解析を見て考察する習慣は、今後の成功確率を高める上でとても重要です。このような習慣を持っていない方は、よくわからないテレアポ営業の商材に引っかかってしまったり、10年前の古い手法を買ってしまうことになります。損をするのがお金だけならまだしも、それで大切に育ててきたWebサイトに傷が付いてしまったら元も子もありません。自社のWebサイトを守るのは自分だという意識を持ちましょう。そのためには「今、自社サイトがどのような状態にあるか?」に日々興味を持ち、アナリティクスやサーチコンソールを確認することです。最初は難しく感じますが、見方を教わり、毎日見ていると、2週間もすればわかってきます。
アクセス解析を眺めればいいというわけではありません。アクセス解析とセットで改善が必要です。改善方法は多岐に渡ります。この時も重要なものは「目的は何か?」です。目的から考えた時に、トップページのキャッチコピーを変更する必要があるのか、それとも過去のブログ記事を修正した方がいいのかを判断していく必要があります。基本的にアナリティクスは改善発見の宝庫です。改善の発見方法を知らなければ見つけるはできませんが、その方法を知ればそれは1ヶ月後も1年後も使える知識となります。その積み重ねでサイトは成長しますし、自分が求める結果にも近付きます。未来に渡って使える知識を自分に蓄え、改善を繰り返していきましょう。
下記よりご覧ください。
Webサイト制作・運用のご相談はこちらからご連絡ください。次ページにあるLINEからご連絡いただいても大丈夫です。お力になれるかはわかりませんが、今までと全く違った知見が手に入ることは約束いたします。弊社にご相談いただいた方々のお声はこちらからご確認ください。
お問い合わせはこちら