黒田商会株式会社
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  4. Webディレクターは『クリエイターとお客さまのコミュニケーションエンジン』である

Webの制作ディレクションは凄く奥が深いです。

Web制作だけに限らずですが、ディレクションにはさまざまな能力が必要です。

ディレクションに必要な能力

例えば、以下のような能力は必須です。

・決断力

決断をお客さまに委ねるのではなく、ディレクターである自分が決めるという決断力。

 

・リード力

お客さまをリードし、常に『あなたが次すべきことはこれです』、『次のステップはこれです』、『今はここにいます』と迷子にさせないリードする力。

 

・シナリオ力

ゴールから逆算された順序が鮮明に描けており、トラブルも含めた可能性を常に持っておくシナリオ力。

 

・コントール力

お客さまや関係者を自由に動かすのではなく、自分のコントロール下において動かす力。常に指示が明確であり、次何をすべきかが全員が理解している状態を作る力。

以上はもちろんのこと、Web制作は関係者が複数人になるので、以下のような力も必要になります。

 

・根回し力

組織の力関係や社内政治も理解し、物事が円滑に進むよう先に根回しをしておく先見性と根回しの力。

 

・結論から端的に言うコミュニケーション力

全員の時間を無駄に奪わないよう、常に結論から端的に発言する力。

 

・勇気を持って『それはダメです』と言い切る力

プロジェクトの目的から逸れた案が出てきたら、たとえそれがお客さま側の重役であったとしても、『それはするべきではないです、なぜなら〜』と自分の意見を整理整然と伝える力。

 

・自信を持って『これでいきましょう』と言い切る力

正解なんてなく、全員が迷っている。誰も責任を取りたくない。そんな中、自ら『これでいきましょう、僕が決定します』と発言し、それを正解へと導く力。

 

・次のアクションプランを明確にして確実に遂行させる力

遂行しなければ絵に描いた餅。プランと同時に遂行までを確実にする力、させる力。

などなどです。

他にももっとあると思いますが、ディレクターにはこれらの要素が強く求められます。

 

Webディレクターはクリエイターとお客さまのコミュニケーションエンジンである

ディレクターとは『クリエイターとお客さまのコミュニケーションエンジンである』と定義できると考えています。

売る力のある営業マンは多いですが、売れて更にディレクションも自分自身でできる人は結構少ないんじゃないでしょうか。

売る”だけ”でいいならいいですが、売って『その後のことは何も知りません』で成り立つ仕事も今は少ないでしょう。

ディレクションができる人なら、売る時に自然とその後の流れもイメージしながら売るでしょう。

ディレクション、とても奥が深いです。

しかも、超楽しいです。

著者情報

黒田商会株式会社
代表取締役 黒田圭一
Web制作・運用コンサルティングに特化した専門会社。独立後、営業活動0、商談のために自ら取得したアポイント0で、20社以上のサイト制作・運用コンサルティングを半年間で実施。モットーは「皆がやっていない、誰でもできることをおこなう」。 Facebookでフォローする