黒田商会株式会社
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  4. 【現代人を理解せよ】表の欲求ではなく裏の欲求に貢献すべき

自分のことにしか興味がない現代人

今、時代は『自分のことしか興味なし時代』に突入していると言えるでしょう。

少なくとも、僕はそう思います。

今、人は、自分のことにしか興味がありません。

自分にどうメリットがあるか、プラスがあるか、自分自分自分、他人には興味なし。

そんな空気感を感じます。

 

情報量が多くなりすぎると情報に自らアクセスできなくなる

もちろん、そうなった理由や背景は明確にあります。

Instagramの普及、YouTubeの視聴時間の爆増、時代の流れでインターネットに触れる時間が圧倒的に増えた、などなどです。

結果、あまりにも情報量が多くなってしまったので、人は自ら検索し、自分が必要な情報にアクセスし、意思決定をすることができなくなってしまいました。

情報量が増えたからといって自分の望む情報に自らアクセスできるわけではないんです。

逆説的ですが、自らアクセスできなくなるんです。

これが今起こっていることです。

だから『おれにとってどうなの?』だけがとっとと知りたくなってしまいました。

 

現代人のスマホの触り方

ここまで読んだ方、あなたはHPやWebを使って何かをしようとしていますか?

もしYESなら、上記内容はかなり大事なので頭の片隅に入れた方がいいです。

話を進めます。

今、現代人はあまりにも短気で、一瞬で情報を『自分にとって関連があるか?』を判断します。

今、人はへんてこなスマホのいじり方をします。

Instagramを開き、ストーリーを2秒飛ばしで5つ程見たあと、5秒くらいスクロールします。

閉じたと思ったらTwitterを開き、5秒くらいスクロールします。

次、LINEを開き、既読にはせず、未読状態で文章を読み、返信はせず、閉じます。

次、お気に入りのアプリ(ファッションやニュース系)を開き、5秒くらいスクロールします。

なにかひとつ気になる情報があれば、それをタップし、10秒くらい見て閉じます。

次、Safariを開き、何かを検索したと思ったら、電車が到着駅に着き、スマホをカバンに入れ、降りていきます。

その間、YouTubeか音楽系アプリでバックグラウンド再生です。

わかります?

これが現代人のスマホの触り方です。

ずっとスマホをいじっている人は別に目的なんてないんです。

いじるということが目的なんです。

これを前提として考えないとダメです。

 

「あなたにとって私はこう在れますよ」を現代人に伝えられるかどうか

『人は自分のことにしか興味がない』これは僕だってあなただってそうです。

まずこれを頭に叩き込めば、次、何をどう仕掛けていかないといけないかが見えてきます。

逆に言うと『あなたにとって私はこう在れますよ』ということを伝えることができれば、選ばれる必然性が高まるということです。

 

現代人の表の欲求ではなく裏の欲求を満たすことに勝機あり

しかし、ここポイントです。

『こう在れます』というのは、表の欲求(目的)ではなく、裏の欲求(目的)を満たすことに勝機があります。

 

美容師なら

例えば、美容師なら『あなたに合ったカットを』なんてことは当たり前で、裏の欲求=Instagramに投稿する写真や、その投稿に対して数多くのいいねやコメントをもらえるところまでをプロデュースしてあげないともう勝てません。

カットが終わった後、その人はどのような行動を取りますか?

お客さまにとっては、そこが本当の意味での目的です。

行動を見ましょう。

行動を見て、その行動からお客さまの中に湧き出る感情に最大限貢献しましょう。

それができる人が勝ちます。

 

ダイビングショップなら

次、例えばダイビングなら『神秘的な海が見れる』なんてことは当たり前で、裏の欲求=Instagramに投稿する写真や、その投稿に対して数多くのいいねやコメントをもらえるところまでをプロデュースしてあげないともう勝てません。

そのお客さまはダイビングをして、他人からなんと言われたいと思ってるんですか?

それを察して、お客さまが他人から言われたい言葉をプロデュースしてあげることが我々がすべきことです。

そういう観点から考えると、今の時代、写真を撮るのが下手くそな人はかなりモテない=繁盛しないでしょうね。

だって、それはお客さまの裏の欲求(目的)を果たしてあげることができないってことだから。

 

英会話なら

次、例えば英会話なら『英語が上達する』なんてことは当たり前で、裏の欲求=モテるや英語でナンパ?外国人の彼女を作る?ところまでをプロデュースしてあげないともう勝てません。

もちろん、異性を斡旋をすることはできませんから、そういうことを言っているのではなく、『そのような裏の欲求(目的)の成功体験を少しずつ積ませてあげる』企画や仕掛けが必要だと言っています。

 

裏の欲求は3つ程に集約される

お客さま・消費者・ユーザーの裏の欲求をしっかり見ましょう。

難しく考えなくても、大概は

・お金
・モテ=異性
・自尊心を満たす

みたいなところに落ち着きます。

現代人は自分のことにしか興味がありません。

現代人は特定の情報にアクセスするためにスマホをいじることはほぼありません。

現代人はスマホをいじること自体が目的です。

現代人の裏の欲求を見ましょう。そのためにお客さまの行動を見ましょう。

現代人の裏の欲求を満たしてあげましょう。それは情緒的価値とも言えるでしょう。

裏の欲求(目的)の成功体験を積ませてあげましょう。そこに自分が貢献しましょう。

 

これらを理解して自分は何をどうするか?の考察

現代人は自分のことにしか興味がありません。
『私どもはあなたにとってこうあれますよ』という表現をサイトでおこなう。そのためにはターゲットとターゲットの悩みを十分に理解する必要がある。抽象的な『水と生きるサントリー』みたいな表現は避ける。それは誰でも知っている企業がすることで、我々がすることではない。
現代人は特定の情報にアクセスするためにスマホをいじることはほぼありません。
『英会話 大阪』のようなキーワードの上位表示だけを考えることをやめる。そのようなキーワードで上位表示することはダメではないが、そこのみに焦点を絞ることは見込み顧客集客の可能性を減らし、自らの視野を狭めることになる。時代錯誤。
現代人はスマホをいじること自体が目的です。
スマホを目的なくいじっている時にユーザーは何を見ているのか?どのような使い方をしているのか?に着目し、消費者の日常に溶け込むこと。溶け込みながらコミュニケーションを取ること。
▼参考記事
消費者(顧客)の日常に溶け込みコミュニケーションできる企業が勝つ
現代人の裏の欲求を見ましょう。そのためにお客さまの行動を見ましょう。
お客さまの人には言えない、自分でも気付いていない本当に求めているもの、欲求は何か?それに気付くにはお客さまの行動を見ること。行動ほど嘘の付けないものはない。僕の分野=Web制作でいうと、お客さまが求めているものは綺麗な制作物(HP)ではなく『おれはどうしたらいいの?』を常に示してくれる安心感、リーダーシップ、スキル値の高さである。『綺麗なHPを作る!』と意気込んでいる人にはたどり着けない領域。
▼参考記事
顧客が本質的に求めているものは何か?
現代人の裏の欲求を満たしてあげましょう。それは情緒的価値とも言えるでしょう。
技術力の高さはもちろんだが、それだけを伸ばすことに注力していても無駄。現代人は良いサービスを受けるだけで満足はしない。良いサービスを受けたあと、何をしているのか?そここそが価値。
裏の欲求(目的)の成功体験を積ませてあげましょう。そこに自分が貢献しましょう。
ここまで理解できれば現代人、お客さまに自分がどう貢献できるか考えればいい。難しく考える必要はない。なぜなら、難しいこと=技術的な要素は必要としておらず、簡単なこと=情緒的要素や小さなきっかけを必要としているから。

 

まとめ

ひとつずつをゆっくり見ていくと、それほど難しいことはないと理解できます。

簡単なことばかりです。

しかし、それを点ではなく線でつなぎ合わせ、自社で実践していくことはなかなか難しく時間のかかることです。

ですので、こういう情報や考えに日々触れていく必要があります。

人間は環境が全てとはよく言ったもので、こういう情報に日々触れていると自分の脳みそがアップデートされ、考え方や行動が変わっていきます。

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著者情報

黒田商会株式会社
代表取締役 黒田圭一
Web制作・運用コンサルティングに特化した専門会社。独立後、営業活動0、商談のために自ら取得したアポイント0で、20社以上のサイト制作・運用コンサルティングを半年間で実施。モットーは「皆がやっていない、誰でもできることをおこなう」。 Facebookでフォローする