黒田商会株式会社
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  4. 弱者こそメリット訴求ではなくデメリット訴求をおこなおう

今の日本は既に超飽和状態である

自分で商売をしている方なら『凄く飽和な世の中だなぁ』と思いませんか?

だって、現代の日本、必要なものはもうほぼ100%揃っているので、自分が売ろうとしているものは、正直、必要なものではありませんよね。

つまり、わかりやすく言うと『理由付けして必要性を生み出している』ということです。

もしくは、必要性=ニーズではなく、頑張ってウォンツで欲しいと思わせるか。

このように考えた時、僕はひとつ『絶対にしてはいけないこと』を決めました。

それは『メリット訴求』です。

 

メリット訴求ではなくデメリット訴求をおこなおう

凄く飽和な世の中で、何の力も影響力もない自分が『もっと良くなりますよ』とメリットを訴求したところで、誰にも響かないことは明らかだと考えました。

そうではなく『えっ、そのままでいいんですか?』と『行動しないデメリットを述べる』=『デメリット訴求』をしないといけないと考えました。

メリット訴求ではなくデメリット訴求をおこないましょう。

 

デメリットを訴求する重要性は今後更に増していく

デメリット訴求をすべき重要性は年々増加しています。

なぜなら、この10年は更に世の中が加速度的に伸びていくからです。

ですので、メリット訴求をし続けることは更に厳しくなっていきます。

ただし、想像以上に『デメリット訴求』をおこなうことは難しいです。

 

デメリット訴求は口で言うほど簡単なことではない

例えば『YouTubeを多言語化すれば世界にアピールできます!』とメリットを言うことは簡単ですが『YouTubeで多言語化をしていないことでこれだけの損失があると気付いていますか?』とデメリットを述べることは非常に難しいのが現実です。

そういう訴求の仕方をしているところは、ほぼありません。

これは、実は、難しいのではなく『こういう発想を常日頃習慣として持つのが難しい』という言い方の方が正しいです。

逆を言うと、常日頃から習慣として『デメリットに転換する発想』を持てると、凄く簡単なことです。

要は、脳みその使い方だけの話です。

全部、転換すべきです。

 

「自社を選ぶメリット」ではなく「自社を選ばないデメリット」を伝える

凄く飽和な世の中で、弱者がメリットを叫んだところで誰も見向きもしません。

デメリットに転換しましょう。

『するメリット』ではなく『しないデメリット』を伝えましょう。

『自社を選ぶメリット』ではなく『自社を選ばないデメリット』を訴求しましょう。

それが、弱者の戦い方です。

著者情報

黒田商会株式会社
代表取締役 黒田圭一
Web制作・運用コンサルティングに特化した専門会社。独立後、営業活動0、商談のために自ら取得したアポイント0で、20社以上のサイト制作・運用コンサルティングを半年間で実施。モットーは「皆がやっていない、誰でもできることをおこなう」。 Facebookでフォローする